競走馬『オニャンコポン』の名前の由来は？血統は？【優勝目指せ！日本ダービー2022】

2022年日本ダービーが5月29日（日）、府中の東京競馬場で開催されます。

注目の馬が数ある中、いまSNSで話題なのが『オニャンコポン』！

かわいい名前で注目が集まっていますが、その馬名の由来はまったく別！勝利を願った奥深いものでした。

そして、見逃せないのが『オニャンコポン』の血統！！
実はすごい父と祖父の血を受け継いでいる馬なのです。

珍馬名と話題のオニャンコポンについて調べてみました。

■『オニャンコポン』名前の由来は？

オニャンコポン
なかなか衝撃的なネーミングです(笑)

パッと聞いて思いつくのは・・・
「ネコ？」
「おニャン子クラブ？」（←古い！ｗ）

面白い名前、かわいい名前、珍馬名、変な名前、ふざけてる？　など
いろいろ言われているようですが、『オニャンコポン』という馬名の由来が気になりますよね＾＾；
『オニャンコポン』という名前に決めた理由は一体何なのでしょうか？

オニャンコポンの名づけの親は、馬主の田原邦男さんです。

『オニャンコポン』名前の由来は、西アフリカ・ガーナに伝わる神様の名前『天空神』。
現地で話されるアカン語で「偉大な者」を意味します。

みんなに愛される競走馬になってほしい。しかし、かわいいだけでは十分ではない・・・。
と悩んだ結果、

偉大な者になってほしい
そんな意味を込めて『オニャンコポン』名付けたそうです。

余談ですが、田原邦男オーナーは、おニャン子クラブ世代だったということもあり、なんとそれも念頭にあったのだそうですよｗ

オニャンコポンは、普段はおとなしく穏やかな性格。
”にゃんこ”だけに猫被ってるのでは？なんて言われたりします。(笑)
人懐こい性格なのだそうです。かわいいですね＾＾

人気アニメ『進撃の巨人』にもオニャンコポンというキャラクターが登場します。

オニャンコポンは、26巻から登場するキャラで重要な役どころ。
調査兵団との関りも深く、パラディ島でも行動を共にすることが多くなる人物です。

シリアスな漫画『進撃の巨人』の中で、ちょっと異質とも思えるような名前『オニャンコポン』・・・「なぜ急にそんな名前が？！」と不思議に思ったファンも多かったと思います。

『進撃の巨人』のオニャンコポンも、西アフリカ・ガーナに伝わる神様が由来になっているそうです。

ところで、競走馬のオニャンコポンとは関係あるのでしょうか？

答えは「関係なし」。

たまたまアニメの放送とタイミングが同じだったので、大きな反響があったそうです。
ちなみに、馬主の田原邦男さんは「進撃の巨人」ファンで、アニメ中ででてくるオニャンコポンというキャラも大好きなのだそうです。

どうしてもネコを連想、そしてちょっと笑ってしまうようなかわいらしい名前の『オニャンコポン』ですが、血統を調べてみると驚きの事実が！！

祖父：ヴィクトワールピサと、父：エイシンフラッシュの血を引くのが、『オニャンコポン』なのです！

オニャンコポン
父：エイシンフラッシュ（祖父：ヴィクトリアピサ）
母：シャリオドール
生年月日：2019年2月11日生まれ
性別：牡
馬主：田原邦男
生産者：社台ファーム（千歳）

オニャンコポンの祖父は、『ヴィクトワールピサ』です。
馬名の意味は「勝利の山」（フランス語）。
日本馬として史上初めてドバイワールドカップに優勝した名馬です。

【主な勝ち鞍】
2010年　皐月賞【G1】
2010年　有馬記念【G1】
2011年　ドバイワールドカップ【G1】

ヴィクトワールピサ
欧字表記：Victoire Pisa
品種：サラブレッド
性別：牡
毛色：黒鹿毛
生年月日：2007年3月31日
馬主：市川義美
生産者：社台ファーム
獲得賞金：5億9,595万円
通算成績：15戦8勝

オニャンコポンの父は、『エイシンフラッシュ』です。
馬名のとおり、閃光（フラッシュ）の如く輝くような名馬。

【主な勝ち鞍】
2010年日本ダービー【G1】
2012年天皇賞・秋【G1】

エイシンフラッシュ
欧字表記：Eishin Flash
品種：サラブレッド
性別：牡
毛色：黒鹿毛
生年月日：2007年3月27日
生産者：社台ファーム
馬主：平井豊光→平井克彦
獲得賞金：7億8836万900円
通算成績：27戦6勝

オニャンコポンは、2021年４月17日に行われた皐月賞【G1】で惜しくも６着で、非常に悔しい思いをしました。
その悔しさをバネに、日本ダービー2022に挑みます！！

騎手は、21歳の菅原明良（すがわら　あきら）さん。

『オニャンコポン』に期待があつまります！！

日本ダービー2022（第89回東京優駿）は、５月29日（日）15:40出走。