高校生が青春をかける『花いけバトル』の魅力とは？華道との違いは？【超無敵クラス】

お花を生けるといえば・・・
大和撫子がおしとやかな所作で、一本一本、ゆっくり丁寧に生けてゆく。
一般的にはそんなイメージ。

いえいえ、今注目を集めているのは、高校生が青春をかけて競い合う、ちょっと熱く”お花を生ける大会”です。
その名も『高校生花いけバトル』！

2/22の【超無敵クラス（日テレ）】で特集されるということで、
花の異種格闘技戦ともいわれる『花いけバトル』とは何ぞや？を調べてみたいと思います！

■『花いけバトル』とは？

『花いけバトル』は、生け花・華道・フラワーアレンジメントなどの枠を超えて花を生け、出来栄えを競う花の異種格闘技戦。
即興で花を生け、観客や審査員の判定で勝敗が決まります。

観客の眼前で複数のバトラーが花をいける。同じ制限時間、同じ器、同じ花。条件は各回異なるものの基本のルールはとってもシンプル。観客を魅了させたバトラーの勝ち。果てることのない情熱のぶつかり合い「花いけバトル」。
https://hanaikebattle.com/

『華道』は、花を生けることで、その美しさや命の尊さを表現する日本の伝統芸能。
日本的な立ち振る舞いや所作などを重視し、いけ方や花材も日本独自の哲学に基づいた、世界に誇る日本の文化です。

華道には、池坊（いけのぼう）・草月流（そうげつりゅう）など、いくつもの流派がありますが、『花いけバトル』に流派はありません。
日本的な穏やかな所作も関係なし。
所定の時間内でいかに美しく花を生けるか、がメインテーマとなります。

しかし、華道の”花材がない部分（空間）にも美しさを見出し、線の美しさを表現する”という点においては、『花いけバトル』も同じです。
また、穏やかな所作についても、バトル前後は皆さん品のある振る舞いをされています。

バトラー＝華道経験者という決まりはないものの、参加者の皆さんは華道のこころをお持ちの方が多いように思います。

短い制限時間の中で、バトラーが即興で花を生けてゆく。
観客は、どんどん美しく生けられてゆく花に魅せられて、迫るタイムリミットにハラハラ。
ジャッジメントは極めてシンプルで、観客を魅了させたバトラーの勝ち。

出場するバトラーも観ている観客も、気の抜けない張り詰めた５分間を一体となって楽しみます。

『花いけバトル』は、香川県や同県の花卉業者によって、香川県を「生け花に情熱を燃やす高校生の聖地」とする目的で企画されたのがはじまりです。

そう聞くと「花屋さんの仕組んだ事かぁ」と、何となく味気なく思えたりしますが、そのもくろみは見事に当たり、『花いけバトル』の人気は急上昇。

香川県で全国大会に先行して2016年2月から県内の高校による交流戦が実施されました。
翌年の2017年、いよいよ全国大会「全国高校生花いけバトル」が開催。
年々参加校が増え、熱気を増して、文字通り『華やかな大会』となっています。

２人一組で、制限時間のなかで花をいけ、対戦する。
チームワークとインスピレーションが命。
花を愛する高校生たちのわずか５分の真剣勝負。

『全国高校生花いけバトル』は、年に一度行われます。
全国を8ブロックに分けて各ブロックの予選を勝ち上がった8校と、開催地枠として実施される香川大会の優勝校をあわせた9校が対戦します。

開催は５年目を数え、2022年1月に第５回決勝大会（2021年度の全国大会）が行われました。
参加校も増えて益々人気が上がっています。

花に興味がある高校生のアナタ！
青春は『花いけバトル』にあるかもしれませんよ！

【参加資格】
・国内の高等学校に在学中の生徒はどなたでも参加することができます。
・華道部、フラワーアレンジメント部のほか、部活動に属していない生徒も参加できます。
・経験を問わず、花をいけたいと思う気持ちを持った誰もが参加することができる大会です。
全国高校生花いけバトル大会ルール

22日（火）放送の『超無敵クラス』（日テレ）で全国高校生花いけバトルが紹介されます！
高校生たちが花に青春と情熱を注ぎ、花と駆け抜けた真剣勝負の5分間のドラマに密着！
スタジオでは即興花いけバトルのサプライズもあるそうですよ。

花いけバトルを観られるなんて！５分間でどんな風にいけるのか、楽しみですね～！

今注目を集めている『高校生花いけバトル』とは何ぞや？ということで、

というメニューで調べてみました！

おしとやかもいいけれど、『花いけバトル』は力強く生きてゆきたい今の時代に合った、新しいカタチなのかもしれません。
高校生たちのみずみずしい情熱に感動しちゃうかも・・・！