「2代目が会社をダメにして、3代目が会社をつぶす」
よく耳にする話です。
ところが、代がかわる毎、時代に合わせるように成長している企業があります。
それは【リビングハウス】。
家具業界で一強といわれる『ニトリ』に立ち向かうべく、独自の戦略で売り上げを伸ばしているリビングハウスは、なんと10年で売り上げが3倍に!!
そんな敏腕社長、北村甲介さんが気になる~!!!
ということで、北村甲介さんの経歴や社長になるまでのエピソードを調べてみました。
家具に興味ゼロ!!
2t車に乗って汗だく!!
…そんな日々を過ごした、3代目 リビングハウス社長の北村甲介さんって??
■リビングハウス社長 北村甲介ってどんな人?
プロフィール
氏名:北村甲介(きたむら こうすけ)
生年月日:1977年6月22日
出身地:大阪府
出身高校:西大和学園高等学校
出身大学:慶應義塾大学商学部(2000年卒業)
■創業~現在まで。リビングハウスの略歴
「2代目が会社をダメにして、3代目が会社をつぶす」
よく聞きますよね。
現在、株式会社リビングハウス 社長の北村甲介さんは3代目。
つぶすどころか、不況と言われる家具・インテリア業界の中で、右肩上がりの成長を続けています。
株式会社リビングハウスの歴史を見てみましょう!
初代:家具職人
1942年3月、リビングハウスの原点となった会社は、北村甲介さんのお祖父さんが大阪の堀江で創業しました。
堀江といえば、大阪きっての家具の街。
そこで、当時としてはめずらしくソファやダイニングチェアなどの、いわゆる「張り物」といわれる洋家具を作る職人をしていたそうです。
2代目:家具の小売り業
2代目となる北村甲介さんのお父さんは、職人ではなく家具の小売業で会社を伸ばします。
1990年には、リフォーム分野に本格進出。
2000年、社名を現在の「株式会社リビングハウス」に改名。
店舗をどんどん増やしてゆきます。
3代目:「あなたのくらしに魔法をかける」インテリア商社
3代目の北村甲介さん。
デンマークの高級家具を扱う会社で修業した後、2004年にリビングハウスに入社。
2011年、33歳の若さで社長となります。
独自の戦略で、家具・家電の販売、花のサブスクリプション、英会話スクールなどのBtoC事業から、モデルルーム・ホテル・オフィス・商業施設の空間提案、地方の事業再生などのBtoB事業まで、インテリアにまつわる様々な事業を多角的に運営。
異業種とのコラボレーションも積極的に行って、売り上げは10年間で3倍に!!
(社長就任当時、売上が14億円⇒現在42億円!!)
そんな3代目 北村甲介さんですが、
会社を継ぐことになったきっかけや、修業時代に味わった苦労は、なかなか興味深いです。
お次はそのお話をご紹介!↓
■北村甲介の職歴
家業は継ぐが、家具に興味なし?!
親から家業を継げと言われたことのなかった北村甲介さん。
自身も継ぐ気はまったくなかったので、大学卒業後はアパレルのベンチャー企業に就職します。
・・・続かず。
1年で退社。
この先どうしようかな~と考えた北村甲介さんは、
以前お父さんが話していた「日本の家具ビジネスは遅れている」という言葉を思い出して、相談しました。
つまり、家業を継ぐという選択です。
しかし、この時点では北村甲介さんは、家具に興味まったくナシ!!
しかも自分から家業を継ぐと言いだしたのに、
「やってみて、やっぱり家具に興味が持てない、そしてビジネスにはならないと感じたら辞める」という交換条件つき!!
正直、御曹司だからってフワフワしすぎじゃないですか。(>_<)
そんな気持ちで会社を継ぐなんて!
3代目ってやっぱり・・・会社をつぶす?!
2t車乗って汗だくの修行時代!!
家業を継ぐ前に、まず家具の世界を勉強するため、お父さんが取引していたデンマークの家具を扱う会社に入社します。
”修行=販売かな~”と思いきや「配送」!!
免許はあっても車を運転していなかったため、教習所の講習を受け直して、入社の2週間後には2tトラックを運転していたそうです。
配送といっても、単に届けるだけではありません。
お届けしたら、現地で組み立てと設置を行わなくてはなりません。
北村甲介さんは、タンクトップに短パンで、汗だくの毎日を過ごしました。。。
立派な3代目に!
そんな汗水たらして働く中、北村甲介さんは気が付きます。
「立派なマンションでも、家の中は案外そうでもないな」と。
お父さんが言っていた”日本の家具ビジネスは遅れている”とはこういうことか!と腑に落ちた後は、完全に頭が切り替わったそうです。
1年半で1,000軒を超えるお宅をまわり、家具・インテリアビジネスの現実を体感した北村甲介さんは、修行を経て2004年(26歳)に入社し、2011年、33歳の若さで社長に就任しました。
現在、店舗数は30店舗!
お値打ちで素敵な家具とトータルコーディネート戦略を武器に独自の成長を続けています。
売り上げは10年間で3倍に伸ばしました!!
(社長就任当時、売上が14億円⇒現在42億円!!)
「やってみて、やっぱり家具に興味が持てない、そしてビジネスにはならないと感じたら辞める」と言って継いだ家業。
【家具への興味】と【ビジネスへの期待】、その2つを十分に感じられて、今に至っているそうです。
3代目社長は、会社を潰すどころか、大きく飛躍させる立役者となっています。
■まとめ
右肩下がりの家具インテリア業界において、社長就任からわずか10年で売り上げを3倍にしたという敏腕社長、株式会社リビングハウスの社長 北村甲介さんが気になる!!!
ということで、
- リビングハウス社長 北村甲介ってどんな人?
プロフィール - 創業~現在まで。リビングハウスの略歴
初代:家具職人
2代目:家具の小売り業
3代目:「あなたのくらしに魔法をかける」インテリア商社 - 北村甲介の職歴
家業は継ぐが、家具に興味なし?!
2t車乗って汗だくの修行時代!!
立派な3代目に!
というメニューで調べてみました。
フワフワした御曹司だと思ったら(すみません)、しっかり社長としての「血」が受け継がれていたのですね。
ぐんぐん成長し続けるリビングハウス。
いつか家具インテリア業界の巨人『ニトリ』に並ぶ日も来るかもしれないですね!
コメント